腰痛の主な種類
① 筋・筋膜性腰痛(いわゆる「腰の疲労・使いすぎ」) 特徴 、長時間の同一姿勢、重い物を持つ作業後に発症 動かすと痛いが、安静で軽減 レントゲンなどで異常が出にくい
② ぎっくり腰(急性腰痛症)特徴、 急な動作で強い痛み 動けないほどの痛みが出ることも 炎症が主原因
③ 椎間関節性腰痛特徴 、反らすと痛い 片側に痛みが出やすい 朝の動き始めが痛い
④ 仙腸関節性腰痛 特徴 、お尻のあたりが痛い 立ち上がりや寝返りで痛む 片側性が多い
⑤ 姿勢不良・骨盤の歪みによる腰痛特徴 、慢性的に鈍い痛み 猫背・反り腰・脚組み癖などが関係 デスクワークに多い
整骨院で多く対応できる腰痛は 筋・筋膜性腰痛、 ぎっくり腰、 関節・骨盤由来の腰痛 、姿勢・生活習慣による慢性腰痛 、整骨院では 「痛みを取る」+「再発予防(姿勢・動作・筋力)」
を目的とした施術が中心になります
整骨院で対応が難しく、医療機関優先の腰痛 で以下のものは整形外科受診が優先です。椎間板ヘルニア(強いしびれ・筋力低下)、 脊柱管狭窄症(歩くとしびれて休むと楽)、 圧迫骨折 、内臓疾患由来の腰痛 安、静時痛・夜間痛・発熱を伴う腰痛
整骨院で多く対応できる腰痛として 筋・筋膜性腰痛 、ぎっくり腰(急性期を除く)、 関節・骨盤由来の腰痛 、姿勢・生活習慣による慢性腰痛 、整骨院では
「痛みを取る」+「再発予防(姿勢・動作・筋力)」 を目的とした施術が中心になります
足関節捻挫
- 足関節捻挫とは 多くは内反捻挫(外くるぶし側の靱帯損傷)として 前距腓靱帯(ATFL) 踵腓靱帯(CFL) が主に損傷されます
整骨院での施術(時期別)、 ① 急性期(受傷~約1週間)の施術として、 炎症・腫脹・痛みの抑制 、施術内容 としてアイシング(RICE処置) 、包帯・テーピング固定 、電気療法(微弱電流・低周波) 、安静指導・歩行指導(松葉杖含む)
② 回復期(1~3週)の 施術として、関節可動域の回復と疼痛軽減 、施術内容 として足関節の軽度モビライゼーション、 周囲筋(腓骨筋群・下腿三頭筋)の手技療法 、温熱療法 、可動域訓練(背屈・底屈中心)、 テーピング・サポーター指導
③ 機能回復期(3週~) の施術として、再発予防・競技復帰 施術内容 筋力トレーニング(腓骨筋群)、 バランストレーニング(片脚立位など) アジリティ・動作指導 スポーツ復帰前テーピング指導
医療機関受診を勧めるケース は強い腫脹・内出血 、体重をかけられない 圧痛が骨部に強い(骨折疑い) 痛みが長期間改善しないなどがあげられます
整骨院での足関節捻挫施術は 急性期管理 → 可動域回復 → 再発予防 が基本です。 特に重要なのは 、早期の適切な固定 、機能回復訓練 、再発防止の指導
当施術所では超音波観察装置による患部の観察も行っております。何かありましたらお気軽にご相談下さい -
膝痛の主な種類
① 変形性膝関節症特徴 として中高年に多い 立ち上がり・歩き始め・階段で痛む 、正座やしゃがみ動作がつらい 、原因 として加齢による軟骨の摩耗 筋力低下、O脚傾向があげられます
② 膝蓋大腿関節症(膝のお皿の痛み)特徴 として膝のお皿周囲の痛み 階段の昇り降り、長時間座った後に痛む 、原因として 太もも筋(特に内側広筋)の機能低下 、膝蓋骨の動きの乱れがあげられます
③ 半月板損傷特徴 として、膝の引っかかり感、クリック音 曲げ伸ばし時の痛み 急な方向転換で悪化 、原因 としてスポーツ外傷 加齢による変性 があげられます。なおロッキング(膝が動かない)がある場合は整形外科優先がいい場合があります
④ 靭帯損傷(前十字・内側側副など)特徴 として強い痛み、腫れ、不安定感 受傷直後の歩行困難 、原因 としてスポーツや転倒 などがあげられます。急性期・重度は医療機関受診が必須な場合があります
⑤膝周囲の炎症(鵞足炎・腸脛靭帯炎など) 特徴 として膝の内側・外側の局所的な痛み、 運動後に悪化、 原因 としてオーバーユース 筋の柔軟性低下などがあげられます
整骨院で行われる主な施術として
① 手技療法として太もも・ふくらはぎ・股関節周囲の筋緊張緩和 膝関節の動きの改善 膝にかかる負担の軽減
② 電気療法(低周波・マイクロカレントなど)として 痛みの軽減 炎症の鎮静 筋肉の回復促進
③ 温熱・冷却療法として、急性期は冷却で炎症抑制 、慢性期は温熱で血流改善
④ テーピング・サポーター の施術で、膝関節の安定化、 動作時の痛み軽減 、スポーツ復帰サポート
⑤ 運動療法・生活指導として大腿四頭筋・ハムストリングスの筋力強化 、ストレッチ指導 、歩き方・姿勢・日常動作の改善
整骨院が適しているケース として、変形性膝関節症の保存的ケア 、筋バランス不良による膝痛 、軽度の半月板・靭帯トラブル があげられます肘痛の主な種類
① 上腕骨外側上顆炎(テニス肘)の特徴 として、肘の外側が痛む 、物をつかんで持ち上げると痛い 、ドアノブを回す動作で痛む、 原因として 手首を反らす筋肉の使い過ぎ パソコン作業、家事、テニスなどがあげられます
② 上腕骨内側上顆炎(ゴルフ肘)の特徴 として肘の内側の痛み 、手首を曲げる動作で痛む 、原因 として前腕屈筋群の過緊張、 ゴルフ、投球動作、力仕事があげられます
③ 肘部管症候群の特徴として、 小指・薬指のしびれ、 肘を曲げると症状が強くなる、 原因として 尺骨神経の圧迫 、長時間の肘つきなどがあげられます。なお変形など しびれが強い場合は整形外科優先になります
④ 野球肘特徴 として、成長期に多い 投球時や投球後の肘痛 、内側・外側・後方に痛みが出る 、原因 として投球フォーム不良 、投げ過ぎ(オーバーユース)などがあげられます
⑤肘関節捻挫・打撲特徴 として転倒後の痛み、腫れ 可動域制限 、原因 として転倒・衝突などの外傷があげられます
整骨院で行われる主な施術 として
① 手技療法として前腕・上腕の筋緊張緩和 肘関節・手首・肩関節の連動改善 、負担のかかる動作パターンの調整
②電気療法として低周波・マイクロカレントなどを用い、 痛みの軽減 、炎症の鎮静 、組織修復の促進
③ 温熱・冷却療法として急性期の処置としてアイシング 、慢性期の処置として温熱療法で血流改善
④ テーピング・バンド固定の施術で肘への負担軽減、 動作時痛の抑制 、スポーツ・仕事時のサポート
⑤ 運動療法・セルフケア指導として、前腕筋群のストレッチ 、筋力バランス調整 仕事・スポーツ動作の指導などがあげられます
整骨院での施術が適しているケース として、テニス肘・ゴルフ肘などの使い過ぎ障害 、軽度の肘関節捻挫 、筋緊張や動作癖による慢性肘痛
医療機関受診が必要なケースとして、 強い腫れ・熱感 、しびれや筋力低下が進行、 成長期で痛みが長引く野球肘などがあげられます。
当施術所では超音波観察装置による観察も行っております首痛の種類
① 筋性頸部痛(筋筋膜性疼痛)の特徴として 、デスクワークやスマホ操作による首・肩のこり、 動かすと痛い、重だるい 、寝違えもこのタイプが多い 、原因 として長時間の不良姿勢 筋肉の緊張・血流不良 があげられます
② 関節性頸部痛の 特徴 として、首を回すと特定の方向で痛い、 動きが悪い、引っかかる感じ 、原因 として頸椎(首の骨)や椎間関節の動きの悪さ 軽い捻挫や姿勢不良の蓄積 があげられます
③ 神経性頸部痛(頸椎由来)の 特徴 として、首の痛みに加え、腕や手のしびれ 電気が走るような痛み 、原因 として頸椎のズレや周囲筋の緊張による神経刺激 があげられます。ヘルニアや重度の神経症状が疑われる場合は医療機関にご相談下さい
④ 外傷性頸部痛(むち打ち症など)の特徴 交通事故後の首の痛み・違和感 、数日後から症状が出ることも 、原因 として急激な衝撃による筋・靭帯の損傷
⑤ 姿勢不良・ストレートネック型の特徴 として慢性的な首・肩の痛み 頭痛や眼精疲労を伴うことも 原因 猫背、スマホ首 首のカーブ(前弯)の減少
整骨院で行われる主な施術 としては
① 手技療法(柔整マッサージ・筋調整)として 首・肩・背中の筋緊張を緩和 血流改善、痛みの軽減
② 関節調整・モビリゼーションとして 頸椎や肩甲帯の動きを改善 痛みの出にくい可動域を回復
③ 電気療法(低周波・マイクロカレント)として 炎症・痛みの軽減 自律神経の調整補助 、最近話題のマイクロカレントは、急性期や事故後の首痛に用いられることもあります
④ 温熱・冷却療法として急性期は冷却で炎症抑制 、慢性期は温熱で血流促進
⑤ 姿勢指導・セルフケア指導として、正しい座り方・スマホの位置、 首・肩のストレッチ、体操
整骨院で対応しやすい首痛として、 寝違え 、デスクワーク由来の首痛 、軽度のむち打ち症 、姿勢不良による慢性首痛などがあげられます。慢性期については保険外になる場合があります足痛の種類
足痛の主な種類 として
① 足関節痛(足首の痛み)の特徴 として、歩行時・体重をかけると痛い、 腫れ・熱感を伴うことも、 主な原因 として足関節捻挫(内反捻挫が最多) 関節の不安定性・靭帯損傷
② 膝の痛み(膝関節痛)の 特徴 として、階段昇降時の痛み 、正座や立ち上がりがつらい、 主な原因 として、変形性膝関節症 膝蓋大腿関節障害 靭帯・半月板への負担
③ 股関節〜太ももの痛みの特徴 として歩行時の違和感 立ち上がりで痛む 、主な原因 として変形性股関節症(初期) 筋力低下・可動域制限
④ ふくらはぎ・すねの痛みの 特徴 として、運動後に痛む 張り・だるさ・攣りやすい 、主な原因と 筋疲労・肉離れ シンスプリント
⑤ かかと・足裏の痛みの特徴 として、朝の一歩目が痛い 長時間歩行で悪化 、主な原因として 足底筋膜炎 アキレス腱炎 踵骨周囲炎
⑥ 神経性の足痛・しびれ特徴 として、腰〜足にかけてのしびれ 、電気が走るような痛み 、主な原因 として坐骨神経痛 腰椎由来の神経圧迫
整骨院で行われる主な施術 としては以下があげられます
① 手技療法(筋・筋膜調整)として、 下肢筋群(太もも・ふくらはぎ・足裏)の緊張緩和 、血流改善、痛みの軽減
② 関節調整・可動域改善として、足関節・膝・股関節の動き改善 歩、行バランスの調整
③ 電気療法 として、低周波(疼痛緩和 )、マイクロカレント(急性期の炎症軽減、組織修復促進 )
④ テーピング・包帯固定として、足関節捻挫・膝痛の安定化 再発防止、運動時のサポート
⑤ 温熱・冷却療法として、 急性期は冷却(捻挫・炎症)、 慢性期は温熱(血流改善)
⑥ 姿勢・歩行指導として、歩き方・体重のかけ方指導
整骨院で対応しやすい足痛 として足関節捻挫 筋肉痛・軽度肉離れ 足底筋膜炎 膝・股関節の機能低下による痛み があげられます